ここでは、Apple Booksの電子書籍出版の特徴やロイヤリティをご紹介します。
Apple Booksで電子書籍出版する方法・流れについてもまとめているので、ぜひ参考にしてください。
Apple Booksは、Apple製品に標準装備されているアプリです。以前は「i Books」という名前だったため、そちらの方が馴染みがある方が多いかもしれません。
iPhoneやiPad、iPod touch、Mac、Apple Watch、Apple TVなどAppleのデバイスで使用することができます。Apple IDを持っていれば登録不要で利用できる上、家族間で書籍を共有できる機能、文章にハイライトを入れる・コピーができる機能など、便利な機能を多数搭載。利用者から好評を得ています。
電子書籍出版は、誰でも無料で行えます。ただし読者はApple製品ユーザーだけ、Androidでは使用できないので注意が必要です。特徴は、動画やプログラムなどマルチメディア機能が利用できる点です。また、書籍発売後でもデータを更新し、読者に追加分データを無料配信することが可能です。
Apple Booksのロイヤリティは一律70%です。他の媒体のように本の価格帯や独占契約などの条件は一切ありません。世界中のAppleユーザーにロイヤリティ70%で書籍を販売できるなんて、非常に魅力的ですね。
ただし、ロイヤリティに関する詳しい記述が見当たらない点は要注意。また、対応しているファイル形式は.ibooksとEPUB(.epub)フォーマットのみ。手続きにはMacが必要な上、EIN(米国法人番号)を取得・提出しなくてはなりません。EINを提出しないと、日本だけでなくアメリカでも税金を徴収されてしまうので気をつけましょう。
Apple Booksで電子書籍を出版するためには、iTunes Connectへのログインが必要です。Apple IDをすでに持っている方は、IDとパスワードを入力するだけでログインすることが可能です。
ログインしたら、発行元情報として発行元の種類(法人 / 個人)、配信元名などを入力して送信します。登録メールアドレスに届いたメールを開き、パスワードを入力すれば、iTunes Connectのアカウント作成は完了です。
次に行うのが、個人情報の入力です。iTunes Connectにログインして、Contact Info(連絡先情報)、Banking Infomation(口座情報)、Tax Infomatin(税金に関する情報)を入力します。
注意したいのが、すべて記載が英語であること。説明文はもちろん、入力する単語、誕生日や住所の書き順など日本語とは異なる部分が多いので、負担な方は、マニュアルを参照したり、代行会社に手続きを任せるのがおすすめです。
Apple Booksに書籍を登録するためには、Mac専用のアプリ「iTunes Prpducer」を利用しなくてはなりません。このため、「iTunes Prpducer」をダウンロードし、ログインします。
iTunes Prpducerにログインできたら、原稿データと表紙画像をアップロードしましょう。さらに、ストアの書籍一覧ページなどで表示されるカバーアート画像と、無料サンプル用のePubもアップロードします。Apple Booksでは著者が無料サンプルを自由に作れるので、「どこまで読者に見せたいか」を考えて公開することができます。
アップロードが完了し、審査を通過すれば、問題がなければApple Booksで書籍が販売されるようになります。ただしKindleとは違い、審査結果の連絡は来ません。このため「気づかないうちに販売されていた」ということもあるようです。
Apple Booksの電子書籍出版について、特徴やロイヤリティ、出版の流れなどをご紹介しました。
Apple Booksには世界中のアップルユーザーに書籍を販売できる・ロイヤリティが70%などメリットはありますが、手続きにはMacが必要、EIN(米国法人番号)を取得・提出しなくてはならない、審査結果の連絡が来ない、など注意しなくてはならない点も多くあります。利用を考えている人は、Apple Booksが自分のニーズに合っているか、よく確認してみてください。
ロイヤリティを重視したい人におすすめなのは、Kindle出版です。「KDPセレクト」に本を登録するだけでロイヤリティ70%を獲得できる上、最低支払額がなく、ロイヤリティがどんなに少なくても全額をその都度振り込んでくれます。さまざまな代行業者がサービスを提供しているので、手続きを依頼することで手間なくスムーズに販売まで進めることが可能です。
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