電子書籍はマーケティング・ツールとして使える？

Kindle出版は、マーケティング・ツールとしても活用することができます。ここでは、Kindle出版で集客する方法をご紹介するので、ぜひ参考にしてください。

Kindle出版を活用したマーケティングとは？

マーケティングとは、商品がより多く売れるような仕組みをつくることです。具体的には、顧客ニーズを把握するための市場調査や分析を行い、それに合致した商品やサービスを開発・制作し、商品を知ってもらうために宣伝や広報活動を行います。

企業活動にはマーケティングが欠かせません。特に近年は、インターネットの普及やデジタル技術の発展により、ウェブマーケティングやデジタルマーケティングを行う企業が増えています。

その中で注目を集めているのが、電子書籍出版を活用したマーケティングです。特に、知名度が高いAmazonのKindle出版を行うことで、著者の実績づくりやブランディングを行うことが可能。Web媒体よりも多くの情報量を掲載できるため、読み進めるごとに読者を育成し、購買意欲を高めることもできます。

電子書籍のマーケティングを成功させる戦略について

自分でプロモーションする

まずは、自分自身で本のプロモーションを行いましょう。紙で出版する場合も、電子書籍でも自分でプロモーションすることは変わりません。

プロモーション方法としては、メールマガジンやフェイスブック、ブログ、X（旧Twitter）、インスタグラムなどのSNSを利用するなどが挙げられます。小さなコミュニティからネットワークを広げていくことで、そのコミュニティを見込み読者として確保することができるでしょう。

読者とコミュニケーションを取る

Kindleでは、フェイスブックやX（旧Twitter）と連携させることができます。紙の書籍ではできなかった読者と直接つながる仕組みがあることで、本の感想を書き込む、質問をするなどのコミュニケーションがとりやすくなっています。

読者とのコミュニケーションが公開されることで、まだ本を読んでいない人に興味を持ってもらえる可能性があります。

ロングテール理論を利用する

ロングテール理論は、ヒット商品のほかにもあまり売れないニッチな商品を数多く用意することで、売れ筋商品よりもその他商品の売り上げが大きくなる仕組みです。

実店舗を持たずに販売できるKindle出版では、商品を顧客に届けるまでのコストを下げることができ、小さな市場としてずっとネット上で販売され続けるため、ロングテール化が進みやすくなります。

プル型のマーケットへの移行を理解する

従来は著者を探す、著者から作品を募集して情報を贈る人が届けるッシュ型がメインでした。しかし、電子書籍では読み手側がアクセスして読みに行くプル型のマーケティングに移行しています。読み手がキーワードなどを検索し、気に入ったコンテンツを選択して読むものであることを理解し、読み手が求めるキーワード、需要をつかむことが大切です。

価格設定も戦略を立て行う

紙の書籍では、印税や編集費用、印刷代、書店の利益など様々なコストがかかりますが、電子書籍はコストを限りなく抑えることができます。だからこそ、価格設定では重要となるのです。

電子書籍は出版後も価格変更が可能であり、販売状況を見ながら価格を設定することができます。初期の価格設定は代替品があるか、代替品がないか、トレンド性が高いかなどから決めると良いでしょう。

無料期間などを戦略的に使う

Kindleストアでは、本の無料キャンペーンぞ実施することができます。一定期間無料で読んでもらうことにより、その著者のほかの作品に興味を持ってもらう、続編を購入してもらうというものです。

本を無料で読んでもらうのは利益が出ない状態になりますが、別の作品を買ってもらうことで大きな利益を得られる可能性があります。

スマホ市場という大きな市場で戦う

電子書籍は、スマートフォンで読んでもらう機会が多いものです。つまり、スマートフォン市場で戦うこととなります。購買力が高いと言われているのは、20～40代の女性です。隙間時間にスマートフォンで書籍を探し、読むため、化粧やダイエット、占いなどのキーワードに大きな可能性があると言えるでしょう。

スマートフォンユーザーにアプローチするのであれば、スマートフォン画面で見やすいような表示となるようレスポンシブデザインを採用したり、ランディングページを作りアクセスしてもらったりすると良いでしょう。

kindle出版で集客する方法とは？

電子書籍内にホームページやSNSへの
リンクを設置する

まずは、電子書籍内からホームページへのリンク、メルマガやSSN、LINE公式アカウントの登録URLを設置してみましょう。こうすることで、興味を持った読者がホームページやSNSなどをチェックし、さらに理解を深めてくれます。

電子書籍からメルマガを登録してくれた方への特典プレゼントを用意すれば、さらに効果的。メルマガやSNSなどで有益な情報をアップしていくことで信頼感が増し、いずれ商品サービスを購入してもらえるかもしれません。

Kindleのハイライト機能を活用する

Kindleには、ハイライト機能が搭載されています。ハイライト機能とは、読者が好きな箇所にマーカーを引ける機能のこと。Amazonでは、このハイライトをデータとして保存しています。そして、多くの人がハイライトした部分を「○○人がハイライトしています」などと表示してくれるのです。

一般的に、ハイライトする箇所は、読者が感銘をうけた部分や「参考になる」と思った部分、強く共感した部分であることがほとんどです。
このため、ハイライトから得たデータをもとにメルマガや広告宣伝などを行えば、より効率的に反響を得ることが可能です。

まとめ

電子書籍で効率的に集客しよう

Kindleで電子書籍を出版するだけでなく、マーケティング・ツールとして活用することで、さらに効率的に集客したり、商品・サービスを販売したりすることが可能です。集客でお悩みの方は、ここでご紹介した方法を参考に、ぜひ電子書籍マーケティングに取り組んでみてはいかがでしょうか？

「詳しい方にアドバイスして欲しい」という方は、電子書籍出版代行会社に任せるのがおすすめです。代行会社なら、さまざまな知見とノウハウをもとに、出版代行からマーケティングまでサポートしてくれます。

こちらのページでは、Kindle出版のおすすめ代行会社を紹介しています。Kindle出版を検討している方は、ぜひチェックしてみてください。