電子書籍の出版で気になるのがロイヤリティではないでしょうか。ここでは、個人で電子書籍を出版できる媒体それぞれについて、ロイヤリティを比較してご紹介します。
ロイヤリティが約10%の紙本に比べ、非常に高いと言われる電子書籍。実は、どこの媒体で出版するかによって得られるロイヤリティが違います。以下は、各社のロイヤリティについて簡単にまとめた表です。
電子書籍名 | ロイヤリティ | 収益発生条件 |
---|---|---|
Kindle | 70%(独占販売の場合) 35%(他のサイトでも販売の場合) |
・有料販売 ・読み放題会員が閲覧 |
楽天kobo | 70%(298円〜10万円で販売) 45%(80円〜298円で販売) |
・有料販売 ・収益が1万円以上の場合 |
Google Play Books | 70%(利用規約に同意、特定国の場合) 45%(利用規約に同意しない場合) |
・有料販売 |
Apple Books | 70%(詳細不明) | ・有料販売 |
各社、35%〜70%で設定されており、価格や販売方法によってロイヤリティが異なります。例えばKindle(Amazon)は、「KDPセレクト」に本を登録することで70%を獲得することが可能。さらに、Kindle Unlimited(定額読み放題サービス)で読まれた分は、1ページごとに印税が入ります。
楽天koboのロイヤリティは、80円~298円の価格で販売された場合45%、299円~100,000円で販売された場合は70%になります。
注意したいのが、印税の支払い条件です。媒体の中には、印税の振り込みが1万円以上(100ドル)から、など条件がある場合があります。特に個人で出版する場合はなかなか報酬が得られない可能性があるので、注意した方が良いでしょう。
Amazon KindleストアはAmazon.comが運営し、「Kindle」向けの電子書籍コンテンツを配信・販売するプラットフォーム。利用者数の多さで知られており、Kindleで販売することで、多くの利用者の目に触れやすくなる点がメリットです。
楽天koboは、楽天グループが展開している電子書籍ストアです。電子書籍を出版する際は、出版の手続きや管理が行えるオンラインシステム「楽天koboライティングライフ」から手続きを行います。ロイヤリティは45%〜70%。本の本体価格によって異なります。
Google Play Booksは、Googleが運営する電子書籍デジタル配信サービスです。ロイヤリティは52%か70%。世界中で書籍を販売できるなどさまざまなメリットがありますが、ロイヤリティの条件や支払い基準額など注意しなくてはならない点が多くあります。
Apple Booksは、Apple製品に標準装備されているアプリです。iPhoneやiPadなどAppleのデバイスで使用することができます。電子書籍出版は誰でも無料で行えますが、読者はApple製品ユーザーだけ。Androidユーザーは使用できないので注意が必要です。
各プラットフォームにはそれぞれ独自の強みがあるため、自分のニーズに合ったプラットフォームを選ぶことが大切です。その中でも、ロイヤリティを重視したい人におすすめなのがKindleです。「KDPセレクト」に本を登録するだけでロイヤリティ70%を獲得できる上、マーケットは全世界。多くの人の目にとまる可能性があるからです。
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