電子書籍出版を考える際に知っておきたいのが、電子書籍出版のメリット・デメリットです。ここでは、注目を集めている電子書籍出版のメリット・デメリットをご紹介します。ぜひ参考にしてみてください。
電子書籍出版の主なメリットは、以下の通りです。
以下で詳しく見ていきましょう。
紙の書籍を出版する場合、売れなかった本は在庫として出版元や販売元が引き取らなくてはなりません。
しかし電子書籍なら、本が実在しないため在庫を抱えるリスクはゼロ。印刷代や製本代で赤字になることも、在庫を管理する場所やコストに悩むことも、書籍が汚れないよう注意して保管する必要もありません。
紙の書籍を作る場合の費用目安は大手出版社に依頼する場合で300万(文庫判1,000冊の場合)(※1)ほど、地方出版社への依頼なら100万円~150万円(※2)ほどかかると言われています。印刷・製本代のほか、編集費用や校正費、デザイン費、DTP費、書店流通費、保管料などがかかるからです。
これに対して電子書籍出版なら、印刷代や製本代、書店流通費などがかかりません。原稿の作成から電子書籍登録までの工程を全て著者自身が行えば、0円で出版することも可能です。
電子書籍なら、書籍を輸出入しなくても、手軽に世界に発信することができます。新刊であっても家に届くまでのタイムラグがなく、世界中の人にすぐに届けられます。これにより、読者層が広がる可能性、収益を得られる可能性が広がります。
紙の書籍のロイヤリティは、一般的に本の売上げの10%というのが一般的です。一方電子書籍のロイヤリティは、販売する媒体にもよりますが35%〜70%。しかも、一度出版してしまえば、半永久的にロイヤリティを受け取れる可能性があります。
一方で、電子書籍出版のデメリットは主に以下の通りです。
紙の書籍は、書店でもインターネット上でも販売されますが、電子書籍が販売されるのはインターネット上だけ。このため、初めから販売の場が限られているというデメリットがあります。
また、書店であれば、興味のない方でも表紙やタイトルに惹かれて購入してくれる可能性がありますが、電子書籍はよほどタイミングよく目にとまらなければ購入してもらえません。このため、プロモーションなどは自分で工夫して行う必要があります。
さまざまなメリットがある電子書籍は、近年利用者が増えています。しかし、販路が限られる・利益が出にくいなどのデメリットもあるため、出版は注意して進めましょう。
実績豊富な電子書籍出版代行会社なら、デメリットにも考慮した提案を行ってくれます。「初めての書籍でどうすればいいか分からない」「本が売れるノウハウを教えて欲しい」といった方は、電子書籍出版代行会社に相談してみてはいかがでしょうか。
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